頭撫でる小さな手が
このままずっと向けられるのだと信じて止まなかったあのころ
芽生えたかすかな気持ち
抱きしめる小さな手は
僕を包むには大きすぎて
君より大きな僕の手は
君を守るには小さすぎた
ただそれだけのこと
繋いだ手と手は千切れてばかり
決して離すことは無いだろうと思っていた小さな手を
僕を揺らす君の声
君へと、ただただひたすら真っすぐなだった気持ちは
今は真っ暗で
もう 君のために祈ることもできない
やさしい日々におわかれを
きみは どこにいますか